エンドピンクリップができるまで①

エンドピンクリップができるまでの歴史(そんなに大したものではないですが)を記録用として残します。


当初は、オリジナルのソケットを作ろうとしていました。

エンドピンで音が変わるのは周知の事実ですが、ソケットで音が変わってしまうことはあまり知られてません。

というか、私が考えたゆるーくエンドピンを止める。なんて仕組みのソケットは存在しないかと。


アイデアを手書きの絵を書いて、地元の金属加工をしてくれる町工場に行きます。

モノづくりの素人が 初めてモノづくりにチャレンジします。


そして、なんとか形になったのがこちら。

初号機(と名付けます)

一見すると、ただのソケットのようですが、エンドピンを保持するところと、台座の部分が分かれていて、絶妙な隙間を設けてあります。

色々試行錯誤して、できあがったソケットをチェロに組み込んで、演奏してみた時の音を聴いて、手応えを確信しました。