日越祝祭管弦楽団ツアー

絵を見て1時間ぼーっとするとか、効率化とか経済の面で言ったらふざけた話。

でもその心が動くような時間が無駄なことではないことをみんな知っている。

現代のコスパ、タイパといった価値観とは、全く真逆な話。

”文化”は人の心の営みに欠かせない行為だ。

文化(culture)という言葉の語源は、ラテン語のcolere。そこには「耕す」・「住む」・「敬い崇める」というような意味があるらしい。


9月から10月にかけて、日越祝祭管弦楽団のツアーがあった。日本とベトナムの若手音楽家たちが、”文化交流”として、一緒にツアーをしてまわったこの経験は、きっと関わった全ての人の心を耕して豊かにしてくれ、国を超えて個人レベルで結びつきを強くしてくれたと思う。


東大寺の大仏の前で、演奏した時は、みんな深く集中していて、落ち着きながらも情熱を持った不思議な感覚だった。

スタンドパートナーのPhuc Phanはすばらしいチェリストだ。 彼をはじめたくさんの仲間たちと音楽を通して繋がれて、たくさん話をして、別れる時は流石に涙が出た。

また遠くない将来、彼らと会いたい。

その時を楽しみにがんばろう。

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